出産前はお腹にいる赤ちゃんに会えることを心待ちにしていた…のに、産後は育児にストレスを感じ、毎日イライラを繰り返し、「もう限界…」なんて思っている人も少なくいはずです。一言で育児と言っても、その時期は様々で新生児期、乳児期、幼児期、児童期、思春期と、子供が精神的・物理的に自立するまでそれは続くのです。なぜ育児にイライラするのか?そして、「もう限界…」なんてネガティブな言葉は口にせず、ポジティブで健康的な子育てを楽しむために読んでみてください。
1.子供の時間だけで動くことはやめましょう。
子供ができるとご飯、お寝、お散歩、外遊び、全てが子供優先の時間を過ごしてしまうことが多いものです。“子供最優先”で日常を過ごしすぎると、次第に「私って一体何なんだろう?」と、よからぬ感情が湧いてくるものです。これが“負の連鎖”の始まりとなり、私はこの子がいないと存在価値がない?」となってきます。
私の周りでも、母親の責任感から、“子供最優先であるべき”との声もたくさん聞きます。現に仕事が忙しすぎる時には、実母に何度かチクチク言われてことがあります。自分の時間を持つことがまるで“育児放棄している”ような言われっぷりには何度も爆発しそうになったこともあります。でも、どんな事でもストレスが溜まって限界を感じるまで我慢することは、自分自身の心身を傷つけます。
たまには自分の時間に子供を突き合わせることも大切です。
2.しんどいことをしんどい、辛い時は辛い、と言葉にして伝えましょう。
本当はしんどいのに、辛いのに、泣きたいのに、それを言葉に出して言えない。言ってはいけないことのような気がする。と、「育児がしんどい」ということに罪悪感を持ってしまってはなりません。実母でも、義母でも、友人でもママ友でも、そして旦那さんにも「しんどいの」「辛いの」と言ってみましょう。育児がしんどい・辛いと感じるのは、それだけ真剣に子供と向き合い、成長を見守っている証拠なのですから。
3.実は旦那さんにイライラしている自分に気づきましょう。
私は仕事も休んで育児に専念しているのに、社会復帰に不安を感じる時もあるのに、「私はこんなに色々なことを抱えて、毎日大変な思いをしているのに…」
旦那さんは、ほとんどの時間を会社と言う“外”の世界で過ごし、たまに“接待”と言う名の仕事のためにお酒なんかも飲んで遅く帰ってきたりする。それだけならまだしも、たまに休みかと思えば家でゴロゴロされたり、かろうじて手伝ってくれるのはオムツ替え・お風呂くらい? そして、たまに公園に連れ行ったかと思うとそれを誇らしげに「俺は育児に参加している」と言われる。
そんな“勘違いイクメンパパ”にはビシッと言ってやりましょう。
「育児はそんなに甘くないんだよ!!」と。
4.理想と現実をしっかりと受け止めましょう。
出産するまでにたくさんの知識や体験談がその脳に詰め込まれていると思います。でも、本やネットを見て学んだり、人から教わったりしても、実際に子供を産んでみると、「あれ?聞いていたのと違う」「こんなつもりじゃなかった」なんてこと、それはそれは山のようにあります。育児にセオリーはありません。子供の個性も様々、取り巻く環境も様々、母親の考え方や感じ方も様々です。育児に理想を持つことは大切だと思いますが、自分の思ってたものになることはほとんどありません。そしてそれが理想と違うからと言って誰のせいでもないのです。理想は理想、これが現実、と頭でっかちにならず、現実をしっかり受け止めて、“今この瞬間しかない”自身の子育てを楽しみましょう。
まとめ
色々書きましたが、子供時間で動くことも、しんどい気持ちを持つことも、旦那さんにイライラすることも、理想を持つことも、すべてはあなた自身がしっかりと育児を向き合っているからこそなのです。それだけ、真剣に育児をしているからこそなのです。立派なことです。
私は思うのです。
“子育てにおいて、本当に一番大切なことは、母親が笑顔でいること”だと。
子供は母親の感情を繊細に感じとり、子供の成長に大きく影響を及ぼします。どんなに完璧に家事をこなしても、どんなに仕事をこなしていても、母親の体と心が健やかで上質なものでなければ、本末転倒なのです。
私自信もこれまで、娘が生後10ヶ月から社会復帰し、仕事・育児・家事とめまぐるしい日々を送ってきました。今思えばイライラしていた時期なんてあったのだろうか?と思いますが、旦那さん曰く、当時の私の顔つきは“鬼”のような時もあったのだとか。そんな時に限って子供は、熱が出たり、いつもはしないような粗相をしたり、していた気がします。そして、そんな話も10年以上経った今となっては、娘を交えて笑い話にできています。
育児なんて、子供の成長に併せて色々な問題が出てきます。でも、育児全般を通して言えることは、誰かを頼り、自分の本音を話し、そして子供だけではなく、自分自身を大事にすることです。
子供にとって母親はなくては生きていけないくらい大切な存在です。子供はママが大好きなんです。子育てにイライラしたり、“もう限界…”なんて思わないで、ゆとりある心と極上の笑顔で過ごしてください。
育児にイライラして“もう限界…”と思った時に読んでもらいたい4つのコト
763PV