「夫婦げんかをしない」というご夫婦も世の中に存在しますが、夫婦げんかをするかしないかだけでは夫婦仲を推し量ることはできません。
それでもどんな理由であれ、やっぱり夫婦げんかはしたくないもの。
些細な出来事が離婚にまで発展するケースだってあるのです。
けんかするほど仲が良いなんて昔からよく言われますが、本当のところはどうなのでしょうか。
また、けんかによってどのような影響があるのかご紹介いたします!
けんかをしない夫婦
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私の義兄夫婦がまさに「けんかをしたことがない夫婦」なのですが、どうしてそんなに仲が良いのか尋ねたことがあります。義兄いわく、結婚前からとにかく波長が合いお互いを理解して尊重しあえる関係なのだと。
けんかをしない、ではなくて「けんかをする必要がない夫婦」ってことのようですね。
素敵な家庭なのは間違いないのですが、凡人の私には理解しがたいですね・・・
さて、世の中のけんかをしない夫婦がみんなこのような理想的な関係かというと一概にそういうワケではなく、どちらか一方が我慢をしてやり過ごしているパターンも多いようです。
実は我が家がまさにこれ。
姐さん女房の私が年下旦那の主張を受け入れるというのがルーティンで、基本的に大ケンカまで発展しません。
でも、こういった安易に衝突を避けているばかりの夫婦は小さな我慢が蓄積されて、やがて改善できないほどの大きな夫婦問題へとつながるリスクがあるとか・・・熟年離婚なんてまさにこの典型ではないでしょうか。
夫婦円満の為に、といろいろなことに目をつぶってきたにも係わらず、そんな結果に陥るリスクが高まるだなんて私にとっては腑に落ちない話ではありますが事実なのです。
「けんかはしたらだめ」より「けんかをしなさい」と言われる方が断然ハードルが高く感じるのですが、「自分さえ我慢すれば済む」という自己犠牲の強い方は、少し意識をして自分の気持ちを相手にぶつけていけるよう一歩踏み出してみましょう!
良いけんかと悪いけんか
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「お互いに言いたいことを言い合える関係」とは、言い換えればストレスフリーで対等な関係にあると言えますが、ただ感情の赴くままに夫婦げんかをすることは、当然夫婦関係に亀裂が生じます。
相手を傷つけ言い負かすことが勝ちではなく、自分の気持ちを伝えて理解してもらうことが本来の目的ですよね。
そこで何より必要なのは「思いやり」です。
どれほど腸が煮えくり返るような状況でも、思いやりがあれば言ってはいけないセリフは出てこないはずなのです。
ただ不満や愚痴を罵るだけでは、悪い方向にしか進みません。
それと、けんかをしている時はお互い感情的になっていても心に留めておいてほしいのは仲直りをした後のこと。
一度発した言葉は取り消せないのだから、人格否定につながるようなことや相手の家族のことを悪く言うのは絶対に避けるべきです。
昔、付き合っていたひとりっ子の彼とけんかをした時に「マザコン!」と言ってしまったのですが、その後あっという間にお別れとなりました・・・今思えば当然の結果ですよね。
私は破壊的な姿勢で不満をぶつけ合うのは悪いけんか、建設的で前向きな結果にもっていくのが良いけんかなのではないかと思っています。
夫婦といえども他人ですので、どれほど腹が立ったとしても「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を肝に銘じて戦いに挑みましょう。笑
夫婦げんかの影響
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けんかができるというのはパワーバランスが整っている夫婦だからだそうです。
また、夫婦げんかをきっかけに絆が深まるということも大いにあるでしょう。
でも、もちろんいいことばかりではありません。
夫婦げんかが子供にもたらす影響は甚大で、「アダルトチルドレン」という言葉を耳にする機会も増えましたよね。
また親のけんかを目の当たりにしていると、不安定な性格になったり他人に気を使う子供に育っていきます。
それに加えて、脳の発達にまで影響があるとか・・・
大人である親にとっては些細な口げんかであっても、子供にとっては多大なストレスを受けていることを考えると、そこまでのリスクを負ってまで必要な夫婦げんかなのか?と改めて考えるところですね。
実際に幼い頃に自分の両親が夫婦げんかをしていた事を覚えているので、やはり幼少期の心には深く刻みこまれているのですよね。
ちなみに、夫婦げんかをするとホルモンバランスが乱れ、糖分や塩分と脂肪分までを摂取したくなってしまう空腹ホルモンが出てくるそうです。やけ食いってやつですね。
私も旦那とけんかをすると無性に甘いものが食べたくなるのはこのせいだったのかと更に旦那にイラっとしてしまいそうですね。
まとめ
夫婦の関係をより良いものにするけんかとは、
・一方が我慢するのではなく、向き合って衝突する
・不満だけでなく建設的な提案をする
・子供の前では些細なけんかも避けるべき
けんかは両成敗。一方だけに非があることは少ないですよね。
労りと感謝の気持ちをもって、夫婦の絆を深めるチャンスにしていきましょう!
その夫婦げんかは大丈夫? 知っておきたい意味のあるけんかの方法
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