“魔の2歳児”って言葉をよく耳にします。育児雑誌やネットでも、“魔の2歳児をどう乗り切るか?”みたいな記事を目にしますが、私に言わせれば、子供の成長はいつでも“魔”が付きまといます。笑
でも、特に身体的にも精神的にもグッと成長するこの時期の育児は大変であることに間違いはありません。2歳児とはどんな時期なのか?
自我が芽生えて、どんなことでも自分でやってみたいという欲求が増えてきます。これまで、大人に対して従順だった様子も薄れ、拒絶も始まります。“何でも自分で!!“の欲求が高まる時期なので、その気持ちを認めてあげることも大切です。3歳までの一年、一度きりの2歳児を楽しみながら育児をしましょう。
※子供の成長には個人差があるので、あくまで参考にしていただけると幸いです。
【2歳児ってどんな時期?】
自我の芽生えが著しい“イヤイヤ期”。
子供自身、自我が芽生えて大人に対する要求が増えてきます。そんな中で、まだまだ自分の感情をコントロールできないこの時期は、子供自身もワケがわからなくなり、大泣きすることも増えてきます。これが“イヤイヤ期”と呼ばれる理由です。自立心も高まってくる時期になり、親が何かを手伝おうとすると、「や〜め〜て〜!!」を連呼するようにもなります。そして、また自分でワケがわからなくなり泣き叫んだりするのです。
2.なんでも真似をしようとする。
大人の言うこと、することをなんでも真似したい時期です。言葉もろくに話せないのに、と笑ってしまうくらいいろいろなことを真似しようとします。これはこの時期の成長過程では非常に重要なことです。真似をすること(繰り返すこと)で言葉の発達にもつながります。また、ママの真似ごととして、“ままごと遊び”が始まるのもこの時期です。その真似ごとを周囲の大人達が喜ぶのを見て、心が成長するのです。
3.身体機能・言語機能がさらに発達する。
当然のことだけれども、1歳では出来なかったことが出来るようになります。
・歩くことがしっかりし、思い切り走れるようになる。
・飛んだり登ったりが出来るようになる。
・簡単な手遊びが出来るようになる。
それでもまだまだ転ぶことが多かったりするこの時期は、周りの大人にとってはハラハラすることが増えてくるけれども、安心して遊べる環境を整えてあげたいですね。
〜2歳児の育児イライラを回避する方法〜
リラックスタイムを確保する。
子供の心の発達とともに、ママには小さなイライラが募ります。そのイライラはいくら考えても、どうにかしようとしてもおさまるどころか増してきます。そんな時は、パパやおばあちゃんに子供をお願いして、一息つける環境を作りましょう!!美容院に行ったり、ネイルをしてみるのもいいですね。子供の成長には、ママの心のゆとりが必要不可欠です。
2.1対1で向き合いすぎない。
子供の“イヤイヤ”が治まらない時は、一旦リセットする意味を込めてまったく違うことに目を向けさせてあげましょう。子供はすぐに意識を違う方向に向けてくれるので、「あ、お外はすごくいいお天気だよ。」と窓の外を見せてあげたりすると、おさまることが多いです。いつまでも1対1で向き合っちゃうと、子供もママも疲れてきて、言わなくてもいいようなひどいことを言ってしまったり、ひどくなると“叩いちゃう…”なんてことにならないようにしてください。
3.きちんと受け入れてあげる。
子供の要求は頭ごなしに拒否しないで!!じっくり聞いて、気持ちを尊重しておげる。その上で、なぜダメなのか?なぜ受け入れてもらえる要求ではないのか?を伝えてあげましょう。「これはこうなると危ないし、イタイイタイってなっちゃうからこっちにしようね〜」など、ちゃんと理由を説明してあげましょう。ちゃんとした理由があって、伝えてあげる、そして子供がそれを理解することが信頼関係を築き、その後の聞き分けの良さにつなげるようになります。
ただ単なる否定にならないように気をつけましょう。
4.ジッと見守る。
そして、これはどの成長期でも言えることだけれど、子供にも自分の“タイミング”というものがあるのです。大人は子供がした行動の結果がどうなるかなんて分かっていて当然。でも、子供は経験してみないと分かりません。でも、経験の積み重ねがこの後の成長に大きな影響を及ぼすことは言うまでもありません。
とにかく、ジッと見守りましょう。
5.一緒に楽しむ
ご飯食べない。お着替えしない。歯を磨かない。などなど、とにかく何をするのも“イヤイヤ”になる時もあります。そんな時は自分や旦那さんのことは全部後回しにしちゃって、一緒に楽しみましょう!!
「あ〜ご飯が美味しいね〜」
「お着替えの競争をしよう!!!」
「歯をきれいきれいしてさっぱりしようね〜」などなど。
着替えもお片づけも、そんなに慌ててする必要もないし、問題はありません。それ以上にママがイライラしちゃうことの方が問題です。大きく深呼吸して、どうするのかなぁ?ってしばらく観察してみるのも楽しいものです。
まとめ
何も分かっていないような小さな心と体で2歳児は一生懸命育とうとしています。子供って本当に偉いですよね?2歳児の“イヤイヤ!”も自分なりの自己主張の方法を学んでいる時期なのです。そして、この成長は子供の脳の発達に大きく影響するといいます。そして、子供は自分自身で感情のバランスをとっているのです。脳が成長しようと頑張っている時期なんだなと受け止めましょう。心の発達と体の発達のために欠かせない“バランス”を子供自身が自分でコントロールしようと頑張っているのです。また、身体機能の発達とともに、危険なことも増えてきます。手を出しすぎずに、でも見守る。少し大変な時期ではありますが、優しい気持ちでゆとりある心で過ごしてみましょう。
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