子供は2歳から3歳のとてもとても厄介な“イヤイヤ期”を得て、4歳頃から生意気盛りになってきます。だんだん対等に会話が成立してくるのもこの時期。これまでとはまた違ったイライラが募ってくるのが4歳から5歳、6歳となってきます。でも、あまり叱ってばかりだと、子供の心の発育に大きな影響を及ぼします。また、ママ自身も自己嫌悪に陥りやすく、負のスパイラルになることも。。。子供をのびのび育てたいのに、自分がイライラしてしまっては元も子もありません。健全な発育を促すには、ママ自身の心の穏やかさが大きな影響となります。4歳児育児を存分に楽しむために、ママ自身のイライラを回避してしまいましょう。

※子供の成長には個人差があるので、あくまで参考にしていただけると幸いです。

【4歳児ってどんな時期?】
身の回りのことは自分でできるようになる。
4歳になると、ほとんどの身の回りの自分のことは自分でできるようになります。朝ごはんは自分でちゃっちゃと食べるようになったり、幼稚園や保育園の用意を自分でするようになります。ここはママが楽をできるチャンス!!子供に任せて色々なことをさせてみましょう。ちなみにうちの子は、朝お茶碗に白ご飯を入れて、横に納豆を置いてあげると自分で混ぜ混ぜして上手に食べていました。

お友達と遊ぶことが上手になってくる。
社会性が成長してきて、今まで上手に関われなかった周りのお友達とも一緒に遊ぶことができるようになります。簡単なルールや決まりを作って遊ぶことが、順番を守り、譲り、ルールを守るということが大切だと学びます。その反面、ケンカになったり、トラブルも起こすことが増えてくるけれど、その時は頭ごなしに怒らず、その時にどう思ったのか?なぜそんなことをしたのか?そして、何がダメだったのか?子供の話、心をしっかりと聞いてあげることが重要です。

言葉の発達とともに、おしゃべりになる。
言葉の数がますます増え、2語、3語の“言葉会話”ではなく“文章会話”ができるようになります。ここまでくると、今度は“ナニナニ星人・ナンデナンデ星人”になり、ことあるごとに「ママ〜、これナニ?」「ママ〜、ナンデこうなの?」と、とにかくBGMのごとく繰り返されます。また、お友達やメディアの影響から良くない言葉を覚えることも多く、特に気をつけたい時期ですね。

感情が豊かになり、人の気持ちがわかるようになる。
これまで駄々をこねていた子も、お友達を関わる中で、“ちょっとカッコ悪い”と思うようになってきます。また、困っているお友達に世話を焼いてみたり、年下の子をお世話できるようにもなってきます。ワガママに思えることも、言い聞かせれば理解できるようにもなります。この時こそ、子供の優しい感情、多い槍の感情を育むには絶好の時期なのです。
〜4歳児の育児イライラを回避する方法〜
理想に縛られすぎない。
早寝早起きができて、バランス良い“きちんとした食事”をさせて、笑顔でご挨拶ができる。と言うような理想に縛られ過ぎると、自分で何でもやりたい子供の感情と反比例して、ママのイライラがどんどん募ります。この時期は、極力子供のやりたいようにさせてあげましょう。もし、何かに失敗しても、「今度は上手にできるようになるよ!!」と優しく受け止めてあげれば、また一歩、ステップアップし、どんどんママが楽になってきますよ。

2.命令しない。
これは大人も同じで、命令されると気分が悪いものです。
「早くしなさい。」「持ってきなさい」「お風呂に入りなさい。」「早く寝なさい。」
どれを取っても、イヤイヤ感情を勃発させるNGワードです。イヤイヤ感情を発動されるとママはまたイライラしちゃうことになります。
「早く〇〇しよう!!そうすれば〇〇もできるようになるよ〜」
「これ、持っていてくれる?ヨーイドン!!」
「お風呂に入ろう!!で、お風呂が終わったら〇〇しようよ。」
「お布団で〇〇の絵本読もう!!で、たくさん寝たら明日がもっと楽しくなるよ〜」
ね?言葉って魔法のようです。言い方ひとつでどうにでもなりそうな気がしませんか?

3.子供を頼る。
え?4歳児に?と思うかもしれませんが、これは本当に自分にイライラしなくなります。子供を頼りにしてあげてください。ママが思っている以上に子供はママのことがとても大好きです。「ママが困っている。」と思うと、子供は助けようとするものなのです。私は仕事が忙しくて、自分にも子供にもイライラしてしまい、手抜き夕飯で済ませたい時、「ママ、今日はものすごく忙しくて、とっても疲れているから夕飯は簡単なものでいい?」と聞くと、「〇〇ちゃんが作ってあげようか?」と言ってくれてました。笑えてきませんか⁇4歳児が作れるご飯て何?と、一人でクスクス笑ったものです。この時期に“人の役に立つ自分”に気づかせてあげると、ママのイライラも回避できる上に、学童期に入る頃までに家事をしっかり手伝ってくれるようになります。

まとめ

 

 

 

子供は4歳児までくるとその言動には驚かされることばかりです。幼稚園や保育園でのお友達のとの関わりや、大人のような仕草・動作をするあたりは心を穏やかにしてくれるものもあれば、ヒヤヒヤされられることもたくさんあります。そして、子育てをしている中で、イライラしないママなんて絶対にいない。でもそう見えない人もたくさんいます。何が違うのか?それは、それをどれだけ楽しめるているか?に尽きます。こんなこともできるようになったんだ、あんなこともするようになったんだ、と良いことも悪いこともすべてが成長の証なのです。今しかない4歳児の育児を楽しい時間にしてください。