最近ではすっかり女性の起業家が増えてきましね。私を含め、私の友人もここ5年くらいで続々と起業を始めています。しかも、出産後の育児中に始める人たちが多いのです。そんな彼女たちの“起業理由”は様々です。
・少しでも自分のお小遣いにしたい。
・働くことで社会貢献したい。
・好きなことを続ける姿を子供に見せたい。
「起業」なんて言葉は自分に無縁だと思っていませんか?
能力のある限られた人だけ(しかも男性)がするものだと思っていませんか?
女性が起業するメリットはたくさんあります。

1.年齢・場所、家庭を守りながら仕事を続けられる。
起業すれば、自分の年齢や勤務地・通勤時間などを気にせず仕事が続けられます。そして、会社に時間を“拘束”されることはありません。
最近では、自宅でネイルサロンやマツエクサロンなどをしている人も多いですね。私の友達も、自宅でエステサロンを経営しています。
また、子供がいるママさんたちの中では、「やはり会社勤めは周りの目が気になる。」言った声が多いのも事実です。実際にワーママとして10年会社勤めをした私でしたが、子供のお迎えや病気など、周囲からのチクチクと嫌味を言われることも経験してきました。
今の時代、ネット環境と電話があればどこにいても仕事をすることが出来ます。
そして、年齢などを気にせず仕事ができることも大きなメリットです。

2.自分の得意分野が活かせる
当たり前ですが、自分の苦手分野で起業する人はいません。好きが乗じて起業する友人もたくさんいます。自分の得意分野や趣味を仕事にできることも大きなメリットです。そして、「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、楽しく仕事を続けることができるのです。
プチ起業であれば、そんなにハードルは高くありません。自宅サロン・ハンドメイド販売やアロマセラピーなどであれば家事や育児の気晴らしになります。

3.充実感を得られる。
自分が好きなことを生業にするので、受注した時、納品した時の達成感や、自分が自分の力でやってのけた充実感は想像以上に得ることが出来ます。
また、組織構造があるわけでもなく、自分自身が経営者なので、頑張ったら頑張った分、自分に還元させることが出来ます。私が過去勤めていた会社で、「詐取」に近い経営者がいました。業績が上がっても、従業員の給与(賞与)は増えず、自分の懐ばかりを温めていました。社員のモチベーションなんてあったものではありません。こんなひどい経営者、実はとっても多いのです。
また、出産や育児中ママに多い声が“社会からの疎外感”です。私自身、育児休暇に入った時、名刺がなくなったことで自分の存在意義が見えなくなって、少しマタニティブルーに陥ったことがありました。
起業すれば、社会とのつながりでき、その仲間や周りの人たちから“必要とされている”という充実感を得ることができます。

4.社会の仕組みを詳しく理解することができる。
自分で起業を経験すると、サラリーマンをしているだけだとなかなか理解できない領域まで学ぶことができます。
例えば、起業する際の法律の手続きや、自分の仕事に関わる法律を詳しく知ることが出来ます。また、これまでは企業内労務に任せっきりだった雇用保険や厚生年金の制度、税金のことなどについての理解を深めることも出来ます。
私自身もこれまでの起業・雇用の経験から、多くの企業が社内労務の部分に弱さが見られると痛感し、40歳になった今からですが、社会保険労務士の取得を目指しています。起業の経験から、学びたいことがまた一歩ステップアップすることもあるのです。

まとめ

 

誰かに拘束される訳では無いので自由度が高い
好きなことを仕事にできる。
頑張ったこと全てが自分に還元される。
これまでに無い経験を積むことができる。
ただ、気を付けたいのは自由度が高い分、公私混同しがちになったり、頑張らなければ収入を得られないと言ったデメリットも存在します。自分を支えてくれる周りの人たちと充分に相談することが大切です。

地方自治体では、女性創業支援セミナーなどを開催しているところも多いようです。また、金融機関からのフォローが必要な場合は、事業計画書の書き方なども教えてくれたりますよ。
焦らずゆっくり始める人、ガッツリ収入が欲しい人、自分のやりたいことを冷静に見極めて始めてみてください。今の会社に不安を抱いている女性、これから結婚したい女性、これから子供が欲しいと考えている女性にとって、起業は「ワークライフバランス」を実現させることができるのです。