日に日にコミュニケーションが取れるようになって、2歳の頃にひたすら言っていた“イヤイヤ”も少しずつ落ち着いてくる3歳児。お友達とも少しずつ上手に遊べるようになってきて、相手も気持ちもわかるようになってきます。そして、3歳になると、次は自分の世界を広げようとするのがこの年齢の大きな特徴です。とは言え、まだまだ赤ちゃんが抜けきらず、“イヤイヤ”を言うこともあります。そしてその“イヤイヤ”は2歳の頃より言葉や力もついている分、時に厄介なことになります。ママの子育てイライラはまだまだ落ち着きません。そんな3歳児の子育ても大いに楽しみながらしたいものです。

※子供の成長には個人差があるので、あくまで参考にしていただけると幸いです。

【3歳児ってどんな時期?】
2歳児からのイヤイヤがまだ残っている。
まだまだ2歳の名残で癇癪が出たりもするけれど、言葉がずいぶんと理解できるようになるので徐々に落ち着いてきます。ご飯も自分自身でスプーンやフォークを使って上手に食べれるようになるので、ママはあまり先に先にと手助けをしないように心がけてあげましょう。

2.学習能力が一段と高くなる。
言葉の数がみるみるうちに増えてくるのがこの時期の特徴です。自分のお名前や歳が言えたり、基本的な“ご挨拶”ができるようになるので、とても頼もしく思える時期でもあるのです。ということは、周りの大人が口にすることをほとんど真似ると言っても過言ではありません。そして、とてつもなく恐ろしいことが、ママのしていることをおばあちゃんやおじいちゃんに報告しちゃったりするのです。気をつけたいものですね。
私の場合、足で引き出しを閉めたのを見られてしまい、同じように娘も足で閉めたのもこの時期でした。

3.身体機能・言語機能がさらに発達する。
2歳の頃と比べ、脳神経がさらに発達し、体のバランス感覚も高まってきます。リビングのソファの背もたれの上を歩いてみたり、ベッドのふちをオットトと遊んでいたりするのでまだまだ目が離せません。また、探索したい気持ちを抑えられず、スーパーやデパートなどでは楽しそうなものを見つけるとアッという間にいなくなっちゃいます。でも、簡単な決まりごとはきちんと説明すれば理解できる年齢なので、「ママから離れると危ないことがたくさんあるからおててをつないでおこうね〜」など、教えてあげましょう。

〜3歳児の育児イライラを回避する方法〜
親子といえども子供も“個人”として捉える。
よくママ友が勘違いしているなぁと思うのが、子供を自分の分身のように思っている場合。ママが思う通りに子供はなるんだという考えがママ自身を苦しめることが多々あります。まだ3歳の子供とはいえ、身体的・精神的に発達してきているので、全部がママの言う通りになんてなりません。個人として人格のある人間だとママ自身が理解することが大事です。そうすることで、ママ自身が思い通りにならないからとイライラすることがなくなります。

2.初心に帰る。
3歳まで育てると、それまでしんどかったことや辛かったことは忘れがちになります。また、その頃に心がけていたことを忘れがちになります。赤ちゃんの頃は笑顔で話しかけていたのに、いざ言葉を話し、対等に言ってくるようになると笑顔が消えてしまう。。。のはよくあることです。でも、当然だけど相手はまだまだ子供。初心に帰って、「まだまだ子供、赤ちゃんね〜」と思ってあげることができたらイライラは自然となくなっていくのです。

3.積極的に人に頼ってみる。
2歳くらいまでは子供を人に見てもらうことはなかなか気がひけるものです。でも、3歳になればご飯も自分で食べるし、トイレも自分で行けるようになります。パパやおばあちゃんは勿論ですが、ママ友にお願いしてみるのもいいものです。ママ自身が一人の時間をリラックスして過ごすことは健全な子育てを行う上では必ず必要です。また、ママ友と交代でお互いの子供の面倒をかって出るのもおすすめです。何かあればすぐに「ママ〜、ママ〜」と言われてイライラしがちですが、お友達と時間を共有することで、「ママ〜」と呼ばれることも少なくなり、イライラも軽減されますよ。

まとめ

 

 

 

 

 

2歳から3歳にかけての要求・欲求は大人から見ればただのワガママにも見えます。この時期は本当に辛い…でもそんな時は思い出してみましょう。おっぱいを飲まなくて心配したり、夜泣きがひどくて寝れない日が続いた0歳児、今思えば懐かしい記憶ではないですか?その頃に比べると言葉もわかるし、少しずつとは言え自分のことが自分でできるようになってきています。しっかりと目線を合わせ、いいこと悪いことを伝えていきながら、今しかない3歳児育児を楽しみましょう。