これまで様々な職を経験した私ですが、今までたくさんの人をお会いすしてきた中で、「もう一度人生をやり直すとしたらどんな職に就きたいか?」を考えることがたまにあります。
今回は、「転職や職探しに有利な」とは言うより、「食べるに困らない」という視点と、働く女性ならではのお悩みとなる、結婚・出産からの復職を踏まえた上で、女性が取得しておいたら有利だなぁと感じた国家資格を私の勝手な偏見でまとめてみました。



看護師
人手不足を常に聞くのが医療分野です。医療分野と一言で言っても「医療」「介護」「保育」とあります。近年これらの職は全て求人倍率が常に高いことはよく知られていますね。その中でも、おすすめする資格は“看護師”です。
看護師の働き方はいろいろで、その収入の取り方も様々なようです。
私の友人数名も看護師資格で仕事をしています。

例1)総合病院勤務
メリット:地域で流行の総合病院なので他の病院と比べると給料がいい。
デメリット:夜勤がある。勤務時間外に会議などがある。

例2)入院施設のない小規模クリニック
メリット:外来だけだから夜勤がない。短時間勤務が可能。
家事・育児との両立がしやすい。
デメリット:給料が安い。
と言ったように、比較的人手不足で求人が多いため、自分のライフスタイルに合わせて働き方を選ぶことできると言う点では、女性に一番おススメする“食べるに困らない職”と言えるのです。

保育士
前述したように、“保育士”もここ何年も引くてあまたの資格です。ただ、近年では労働環境と収入のバランスが悪いと言うのも事実です。それでも、食べるに困らない資格ではあります。また、近年では企業保育などを充実させている企業も多くあり、こう言ったところではそこそこの収入へ得れるようです。そこで、“保育士”と言う職業を選んだ人達の実際の声を聞いてみました。

メリット:
・利用者(保育園児・保護者とも)からの「ありがとう」が何より嬉しい。
・子供たちと一緒に自分も成長できる。
・国家資格なので、家庭とのバランスをとりながら仕事ができる。
・自身の子育てに活かせる。

デメリット:
・勤務時間が長い割に給料が安い。
・面倒臭い保護者が多い。(いわゆるモンスターペアレント)

と言ったところでした。しかしながら、私たち親子も6年間まるまる保育園を利用させていただき、保育士さん達には毎日そのありがたさには頭の下がる思いでした。私の個人的な意見ですがもっと収入を取ってしかるべき職業だと思っています。待機児童問題解消のためにも、国を挙げて改革を進めてもらいたいですね。また、最近では、“チャイルドマインダー”と言う資格も注目し始めています。この資格は開業も可能なので、行く行くは保育ママとして活躍することも可能です。併せて取得いておくと、将来においてより有利になることでしょう。

言語聴覚士
これもまたこれもまた医療分野になりますが、まだまだ言語聴覚士の認知度が低く、需要の方が多いので「食べるに困らない資格」としてはオススメします。言葉や聴覚、認知などに問題がある人たちに対して、思いを伝え合って生きる喜びを持てるように専門的な立場から支援する専門職です。勤務する場所としては、病院やリハビリ施設の他に、療育施設や児童相談所のような福祉施設や、大学などの教育・研究機関などです。

メリット:
・人の役に立てる。
・認知度が低いので就職しやすい。
・夜勤がない。
・比較的女性が多い職場で家庭とのバランスが取りやすい。
・自身の子育てに活かせる。
・年齢に関係なく続けられる。

デメリット:
・他の介護系職より初任給は良いが、その後の伸び率が緩やか。
・勤務時間が比較的長い。
・認知度が低いため、仕事の内容が周囲に理解されづらい。
・比較的女性が多い職場のため、人間関係が難しい。

実際にこの職に就いている私の知人は、「周りに若い人が多いため、頼りになれる上司がなかなかいない。」とぼやいていました。それも考え方で、自分がその立場になれるよう努力を重ねていけば、“頼りにされる上司”になれるのでは?と話し合ったこともあります。また、「患者さまとの意思疎通、患者さまからの感謝がやりがい。」と言っていました。

まとめ

 

 

女性が取得しておけば、「食べるに困らない」資格をご紹介してきました。
看護師
保育士
言語聴覚士
この他にもまだまだたくさんあると思いますが、その職を選んだ人達を見てきて大切なことは、どんな職業であれ、その仕事を一生続ける覚悟を決めることなのです。
そして、資格を取得しただけでは一生食べていける保障がありません。実際には実務経験が重要です。学校で学んだことが社会で役立つことは本当に僅かなのです。頭でっかちな“資格だけ持ってる人”にならずに、日々経験を積んで行くことが今後の働き方を大きく変えます。