2歳児や3歳児の頃に言われる“魔の◯児”なんて、鼻で笑っちゃうくらいの恐ろしい?面白い?反抗期がやってくるのが5歳児です。しかも、幼稚園や保育園ではすごく外面(そとづら)がいいのに、家に帰ってくると豹変してしまう子も少なくないのではないでしょうか?言葉数が増えるので、「ママ嫌い〜」と言って、手を振り払われてまたその力も強いのなんの、ママのイライラは絶頂です。
でも、5歳。自分一人でできることにもまだまだ限界があり、ママの助けが必要です。イライラせずに5歳児の育児を楽しみましょう。

※子供の成長には個人差があるので、あくまで参考にしていただけると幸いです。

【5歳児ってどんな時期?】
さまざまな人と関わることで、思いやりの心が育める。
同年齢や近い年齢の子たちと上手に遊べるようになります。また、保育園や幼稚園で世代間交流として、老人施設などにお邪魔するようなカリキュラムがあるところも多いのではないでしょうか? 今までは自分より小さな子供に対して持った“思いやりの心”を、地域の人や、自分と年齢の離れた人、ハンディを抱えた人などと交流することにより、より一層育む時期になります。

文字や数字に興味を示す。
テレビを見たり、本を読んだりすることで、文字や数字に興味を示す時期になります。簡単な絵本であれば、指追いをしながらゆっくり読めるようになります。生活の中で、抵抗のない程度に教えてあげるにはとてもいい時期です。

大人の行動を目敏く観察する。
この頃は大人がすることなら何でも同じことをしようとします。特に大人が気をつけたいのは、公共の場での振る舞いです。また、小学校入学に向けて交通ルールなどをしっかりと身につけていきたい時期なので、周囲の大人が模範となるように心掛けたいですね。また、テレビやスマホの使い方にも気を付けましょう。一方的に情報を与えられるだけになりがちなので、大人も上手に付き合いたいものですね。

自身を身につけ、ますます伸びる。
5歳ともなると日常の生活で必要なことは一通り自分でできるようになります。ママはそれがだんだん普通になってきて、新しくできたことに対する感動もやや薄れてきます。お手伝いを頑張ったこと、努力したことは出来ても出来なくても十分に理解を示し、これまで同じように褒めてあげましょう。さらに自身を身につけて、ますます子供は伸びていきます。

〜5歳児の育児イライラを回避する方法〜
逆転の発想
幼稚園は保育園ではいい子なのに、家に帰ってくると王子様・王女様になってしまう子供たち。外でしっかり頑張ってくるから子供たちもストレスが溜まっているのです。何でもないことを反抗してみたり、ママを困らせるようなことばかり。ご飯いらない、着替えたくないなど、言われてイライラしちゃうことも多くあるけど、そこは“逆転の発想”で、何もしなくていいよ!!くらいのスタンスで構えましょう。お腹が空いたら何か食べようとするし、お外に行きたくなれば着替えようとします。そうすることで、ママのイライラの原因は一つ減りますね。

毎日のスキンシップ
もう大きくなってきたし…と思わずに毎日のスキンシップは大切にしましょう。いくつになっても子供はママと触れ合うことは大好きで、心の成長を促すためには必要不可欠です。私は一緒にお風呂に入ることで、キッチンやリビングではゆっくりできないようなお話をたくさんしてきました。子供たちはほんの些細なこともママに聞いてもらいたいのです。ママに頭を撫でてもらい、出来たことは誉めてもらうことで自身につながります。そして、子供とのスキンシップはママのイライラ回避には最強の役割を果たしてくれます。心を落ち着かせ、子供の肌を感じることで些細なイライラは解消します。

学習を急がない
文字や数字に興味を示し、習得する気持ちが高まってきます。ここでよく陥りがちなママのイライラは、学習を急がせる気持ちです。周りの子供と比べ、「うちの子は出来ない…早く覚えせさせなければ!!」となると、出来ない子供にイライラしちゃいます。お受験させるなら話は別ですが、小学校に行けば、必ず字も書けるし、数字も覚えます。決してよその子と比べず、自分の子供の得意なことを伸ばしてあげるようにしましょう。

まとめ

 

どんな時期でも、ママがどれだけ叱っても、子供はママが大好きなのです。聞いてほしい、見てほしい、褒めてほしい、子供にとっては当たり前の感情です。それが少し行き違いを起こし、ママがイライラしちゃうのはとても残念。子育てにおいて大切なことは、まずママが心にゆとりを持つこと。そして、その時々の育児を楽しむことに尽きます。5歳になって、言うことやることが生意気でイライラしちゃう時は、ミルクを飲んでいた赤ちゃんの頃を思い出しましょう。「あ〜こんなに成長したんだぁ」と思うと、イライラのフッと消えていくものです。
今しかない5歳児の成長を楽しく過ごしてくださいね。