夏休みも残すところあと10日。この夏休みほどスマホを始めとする子供のネット利用に悩まされたことはありませんでした。泣
インターネットを使った夏休みの課題の調べ物や、ポケモンGoなどのスマホゲーム、夏祭りなどの約束をする携帯メール。これまでは私自身は絶対に認めていなかったことも、周りの友達がやりだすと何とも言えないのが現実。小学生の子供にスマホを持たせる世の中がおかしいと嘆きつつ、理想と現実の狭間で日々悩む毎日が続きます。
とは言え、いつまでもこの“便利”でかつ“恐怖”なネット社会を拒絶ばかりはしていられない。現実を受け止め、その上で子供たちにどのように使い方を教えていくか?付き合っていくのか?を考えてみましょう。

ウイルス対策、スパイウエア対策は万全に。
セキュリティの甘いパソコンやスマホは簡単にウイルス感染をする場合があります。私たち大人でもウイルス対策やスパイウエア対策には万全を期しておかなければなりません。ウイルス対策のソフトを利用することでウイルス感染を防ぐことはできるし、個人情報保護機能で、自身のメールアドレスや電話番号の流出なども防ぐことができます。
また、ウイルスは自分だけではなく、他人にも迷惑をかけてしまう可能性があることを教えていかなければなりません。
私自身、仕事でよくパソコンを使いますが、送信者側も気付かぬうちにウイルスメールが添付されていることが過去に何度かありました。取引先さまでもこれはしっかりとクレームとして連絡したことを覚えています。大人の私たちでさえ、このようなことがある以上、子供が利用するには最善の注意を払いたいものです。

出会い系やアダルトサイトなどへのアクセス制限をする。
ネット社会は自分の欲しい情報をクリック一つで入手できる利便性がある代わりに、それが脅威となることが往々としてあります。子供に悪気がなくても、大人の私たちでさえその危険なサイトへ知らず知らず誘導されていることもあります。それほどに、ネット社会に足を踏み入れることは危ないことも理解させなければなりません。そして、その危険から身を守るために親がすべき対策がアクセス制限なのです。

SNSの恐怖を教える。

LINEやFacebookと言ったアプリは使い方さえ間違えなければ楽しいものです。でも、前述したように楽しく便利なものには、必ずリスクはつきまとうもの。一つ使い方を間違えるだけで、お友達同士のトラブルになったり、簡単に見ず知らずの他人と知り合うことで、事件になったりすることは頻繁に報道に見られます。見ず知らずの他人に自分が発信している情報が見られているかもしれないという可能性をしっかり伝えてあげてください。
これだけの注意を促しておきながらなのですが、私は一切SNSをしません。もちろん、“やってみた”ことはあります。ですが、自分がネットにあげた情報が誰に見られているかわからないなんて怖くないですか?また、過去に封印した友達関係が復活し、後悔の嵐が吹き荒れました。むやみやたらのSNSは要注意なのです。

マナーとモラルを一緒に考える。
ネットやスマホを利用する上で親が教えるべきことだけれども、残念ながらマナーやモラルを考えて使っている大人も少ないのではないでしょうか?実際に私たち夫婦も食事中のスマホ利用は禁止と約束はしていても、仕事のメールだからと食事を中座し返信していることも多々あります。見本となるべき私たち大人がこんな感じなのに、子供に頭ごなしにあれはダメ、これはダメと言い付けるなんて出来ない。だからこそ親子で一緒に考えましょう。
メールの打ち方(文章の作り方)をとってみても、私たち大人同士でも誤解を招いてトラブルになりかけることもしばしばあります。それが、まだまだ文章力のない子供がやるとなると無意識に人を傷つけてしまったり、勝手に自分が傷ついてしまったりすることも必ずあります。悪意がなくても語尾のニュアンスや余計な言葉・表現を入れてしまうことで思春期の子供たちの心にどのような影響を与えるかは私たちに予測などできないものです。

まとめ
文頭でも述べたように、ネット社会から子供を遠のかすことだけが“子供を守る”ことにはなりません。これから彼らが生きていく上で、ネットは確実に必要なツールとなってきます。今、我々がするべきことは、子供の成長を見守りつつ、その年齢や成長度合いに適正な情報を与えて、その危険性を十分に教えてあげることなのです。
ウイルス対策の重要性
出会い系・アダルトサイトのアクセス制限
SNSの怖さを教える
マナーとモラルについて親子で考える。
この4つは子供をネット社会の脅威から守るために、親が責任を持って果たす役割なのです。
その上で、各家庭に見合ったルールを決めて使用させてあげましょう。私の友人たちはリビングのみでの使用、何時になったらリビングの充電器を利用し、自室に持って入らないなど、各々がルールを作っています。
今、自分の子供たちがするべきこと最優先は何のなか?
子供たちを取り巻くネット社会で起こっているトラブル、現実社会と区別できないまま利用することがどんな事態を引き起こすのか?そして、そんな環境から子供を守りながらうまく付き合う方法を親子で話し合うことが重要です。