今、育児は楽しいですか?

わが子は可愛いけれど、
やはり、それだけではないですよね。

笑顔にあふれる子供。
理想としていたママ像。
幸せに満ち溢れた家族・・・。

私自身も、出産するまではキラキラと輝く毎日しか思い浮かびませんでした。

でも実際は、
少しの休息も許されない24時間体制の育児。

仕事に拘束されている旦那はアテにできません。
そして、
夜泣きや授乳で、慢性的な睡眠不足と疲労です。
肌も心もボロボロでした。

それでも図太い私は、
深刻な状況にもならずに過ごすことができました。

しかし、イライラをこじらせてしまうママは、
私の周りにも少なくありません。

これから、
育児ストレスが原因で、
ごく普通の家庭で起きてしまった事例。

そして、
育児ノイローゼについてご紹介します。

もし、
現在も育児のイライラに悩まれている方がいれば、
この記事を読んでみてください。

「自分はこうならない」と言いきれますか・・・?


育児のストレスが要因で起きたこと

ケース1
きっかけは「眠れない」

あるママ友が、
「最近、ずっと眠れない」と言っていました。

そのママ友は、
日を追うごとに旦那さんへの不平不満が多くなりました。

そして、
子供への叱り方も辛辣になっていきました。

なので、私は
気に留めてはいました。

立派な会社に勤めている旦那さんと、
可愛い子供たちに囲まれ、
しっかり者の幸せそうな専業主婦だった彼女でした。

しかし、
次第に旦那さんに子供を任せて、
頻繁に飲みに行くように変わっていくのです。

それから数か月後に、
突然かかってきたそのママ友からの電話で、
何よりも大切なハズの子どもに、大ケガを負わせてしまったと聞きました。

少しでも早く飲みに行くために、急いで幼稚園のお迎えに行ったら、
子供を乗せたままの自転車で転倒し、腕と脚を骨折してしまったそうです。

ケ-ス2 どうしても頼れない


このママ友は、
妊娠前は美人でおしゃれな女性でした。

子供が2歳になったころ、
彼女は過食と拒食を繰り返すようになり始めました。

アルコールも手放せなくなり、
以前の美しさも失せていました。

聞くところによると、
子供のイヤイヤ期と比例して、
過食・拒食と飲酒が加速してしまったそうです。

また、
その頃から、保育園のママ友との衝突も絶えず、
そのことでもよく悩んでいました。

そんな精神状態が続くなかでも、
夜勤のある旦那さんには頼れませんでした。

1人で何とかしようと努力していたそのママ友は、
ついに心のよりどころを、
旦那さん以外に求めてしまいました。

最終的には、
職場で好きな人ができたからと、
子供を置いて離婚してしまいました。

育児のストレスを受けやすいタイプ

育児ノイローゼになりやすい傾向として、真面目で完璧主義、弱さを人に見せられずにガス抜きができないタイプなどがよく挙げられます。

ケース1のママは旦那さんが社会的地位のある方ということもあり、教育に熱心でとても生真面目な性格でした。
ケース2のママはいわゆるバリキャリで、社会の第一線で活躍してい女性でした。
2つの事例のママたちに共通することは、両社とも真面目で責任感が強く完璧主義な一面をもっていたことです。
事例のママたちに共通することは、両者とも責任感が強く完璧主義な一面を持っていたことです。
自分の思い通りにいかない子供との暮らしは、ストレスが溜まる一方だったのでしょうね。
心の変化にもっと早く気づいていたら違う結果になっていたのでは、と悔やまれます。

また核家族の世帯において旦那さんが不在時にずっと1人で子供の面倒をみている方や、旦那さんが育児に対して非協力的な場合もしかりです。
ママが1人でストレスを抱え込んでしまう環境にある方は、注意が必要なのです。

私は第1子を育てている時、旦那は仕事で深夜まで帰らず、誰とも会話しないで過ごす日もあり社会から隔離されているようでとても不安と孤独を感じていました。
会社に復帰してからはその感覚も無くなったのですが、もしあのまま過ごしていたら私も心のバランスを崩していたかもしれません。

「私は大丈夫」と思っていても、育児は知らないうちにストレスと疲れがたまっていくものです。
育児ノイローゼとなりうる可能性は誰にでもあるということを忘れないでくださいね。

「おかしいかも…」と感じたら

http://www.photo-ac.com/
「あれ?なんでこんなにイライラしているのだろう」と感じたら、迷わず誰かに話してみませんか?
会話のできない子供と2人きりで過ごしていると次第に鬱々とした気持ちになってしまうので、悩みを解決することだけが目的ではなく誰かと話をするということが大切だと思います。
私は勧誘の電話ですら嬉々として話し込んでいました。笑

また、旦那や親などに預けられない時はファミリーサポートや一時保育などを利用してでも1人の時間を少しでも作ることが必要です。
預けることに抵抗や罪悪感を覚えるかもしれませんが、ストレスを感じながらも母子だけの閉塞された環境にいることはあまりにも不健康です。
子供のためにもなるので思い切って利用することをおすすめします。

まとめ
・ストレスをため込みやすい環境には注意!
・完璧なママなんていない!もっと周りに頼る勇気も必要

家族が笑顔で過ごすには、ママの笑顔が必要です。
育児ノイローゼは自覚できない場合もあると思いますが、
周りの助言に耳を傾けて疲れを感じたらまずひと休みです。

今、疲れているのはちゃんとしたママになろうという気持ちがある証拠!
自信をもって「頑張りすぎない」ママになりましょう!