いつもと変わらない朝のハズなのに、起きた時からなぜか憂鬱で体調が悪い。
そんな日はありませんか?
度々襲われる倦怠感などにサイクルがあることに私が気付いたのは20代後半の頃。
日頃の不摂生の表れだと思い込んでいたのですが、実はそれだけではなかったのです。
ここでは憂鬱な症状を緩和して快適に暮らせるようになる方法をご紹介します!
生理前の不快なトラブルを抱えている女性はぜひ参考にしてくださいね。

PMSについて



定期的に訪れるイライラや体の不調。
以前、私は気持ちの問題だと思い込んで何も対処せずにただやり過ごしていたの
ですが、基礎体温をつけるようになってからこの心身の不調が、生理周期と連動していることに気づきPMSなのだと分かりました。
先日もとある人事部の男性社員とお話する機会があり、その時に「女性は気分に波があるから難しい」とおっしゃっていて、なんだかモヤモヤ・・・
生理中のつらい症状は世の中に浸透しているのに、月経前症候群とよばれるPMSは今でも認知度は低く、周囲からも感情の起伏が激しい女性などと誤解されてしまうケースは
非常に多いと思いのでしょうね。
ところでPMSってなに?という方にざっくり説明すると…
PMSの発症時期は排卵日以降から生理までの黄体期と呼ばれる高温期の間で、
排卵による女性ホルモンの急激な変化が主な原因とされている。
症状は人によって様々で、身体的・精神的症状を合せて200~300種以上もあり、
中でも特に精神的症状がひどい場合はPMDD(月経前不快気分障害)と診断される、など。
かなり端的ではありますがこんな感じです。
男性はPMSの症状を理解しにくく、夫婦の場合は離婚にまで至るケースもあるようです。
症状を悪化させずに快適に暮らしていくためにPMSの症状が出やすい時期を知り、できることから始めてみましょう。


PMSとうまく付き合っていくために



PMSの症状には個人差があるのが特徴です。
ホルモンバランスだけが要因ではなく、もともとの性格や精神的な影響も大きく関与しているものと考えられています。
それだけに症状を緩和する対処法も様々なのですが、基本はライフスタイルの改善です。
なんだか当たり前のように思えますが、やはり乱れたライフスタイルはPMSだけでなく、
他の病気の原因にもなるので改めて見直していきましょう。

心と体の免疫力を上げるために、食生活の改善
・塩分・カフェイン・アルコール・チョコレートを控える
・ビタミン・ミネラル・大豆イソフラボンをしっかり摂取する
・低脂肪で低GIを心がける
・たばこはやめる
気分転換と代謝を促すために、軽い有酸素運動
・ウォーキング
・ヨガやストレッチ
・散歩

一見すると簡単そうですが、いざ完璧に実践してみようとするとなかなか思い通りにいかないもの。
ちなみに私はチョコレートを控えたら余計にストレスが溜まるので、適度に口にしていますよ。
PMSはストレスと深く関係しているので、自分にとって無理のない方法から試してみてくださいね。


それでもつらい時は



食事や運動で改善が見られない時は、医薬品を利用するのも選択肢のひとつです。
ただし医師や薬剤師の処方や指導が必要なものもあるので、まずは病院に行って診察をしてもらいましょう。
それでもPMSで病院に行くことに迷っている方は、
「薬がないと日常生活に支障が出るかどうか」を基準にして考えてみくださいね。

PSMの治療が受けられる病院として、
・婦人科
・栄養療法を行うクリニック
・心療内科
とあるのですが、治療方法が異なるので症状に合わせて、
自分の中で敷居の高くない病院を選んでみるといいのではないでしょうか。
PMSの不調は周りだけでなく自分ですら理解しにくいものがありますので、
自分を責めてしまう方も少なくないそうです。
こんなことで病院に行くなんて…と躊躇してしまいがちですが、
つらい症状の改善が期待できるので我慢せずに受診しましょう。

まとめ
自分の体調不良がPMSだと思ったら、
・PMSの起きる原因とサイクルを知る
・PMSを改善する生活を送る
・つらい時は我慢せずに診察を受ける

PMSは年齢や出産などのライフステージによって、その症状が変化していくようです。
また自分はPMSだと認識することがPMSに振り回されないカギになるので、
常に自分観察をして、心と体のセルフケアを心がけていきましょう!